LINEの設定で今すぐ見直すべき5つ|ITインフラエンジニアが家族に説明している順番
こんにちは、れおなるど・ゆうです🐳
🎯 この記事の3秒結論
LINEで最優先に見直すべきは「ログイン許可」「パスワード」「友だち自動追加」「IDによる友だち追加を許可」「トークのバックアップ」の5つ。とくにログイン許可をオフにしておくと、ID・パスワードが漏れても他の端末から入られにくくなります。所要時間は5分ほどです。
私は食品製造の仕事を9年やったあと、未経験からITインフラエンジニアに転職しました。いまは仕事で毎日、サーバーやネットワークの設定を触っています。
その立場から見ると、個人のスマホやSNSの設定は「初期設定のまま」の人がとても多いと感じます。そして初期設定のままでいちばん困るのは、詐欺やなりすましに遭ったときです。この記事では、私が身内に実際に説明している設定だけを、順番に書いていきます。
なぜLINEの設定を最初に見直すのか
私が仕事でサーバーを触っていて痛感するのは、攻撃する側はいちばん弱いところしか狙わないということです。難しい暗号を破るより、初期設定のまま放置されている入り口を探すほうが圧倒的に早いからです。
個人のスマホでその「弱いところ」になりやすいのがLINEです。理由は3つあります。
- 友だち全員の連絡先が入っている(=乗っ取られると知人に詐欺メッセージが飛ぶ)
- LINE Payなど決済とつながっていることがある
- 本人確認のコードがLINEに届く別サービスがある
つまりLINEは「入られると他にも波及する場所」です。だから最初にここを締めます。
① ログイン許可をオフにする(いちばん効きます)
LINEには「パソコン版・iPad版からログインできるようにする」というスイッチがあります。これが初期状態ではオンです。
パソコン版を使っていないのにオンのままだと、万一メールアドレスとパスワードが漏れたときに、他人が自分のパソコンからログインできてしまいます。実際に報告されている乗っ取りの多くが、この経路です。
- LINEを開き、ホーム画面の右上にある歯車マーク(設定)をタップ
- アカウントを開く
- ログイン許可をオフにする
※メニュー名はアプリの更新で変わることがあります。見つからないときは設定画面の検索窓に項目名を入れて探すのが確実です。
💡 パソコン版を使っている人はどうする?
使うそのときだけオンにして、終わったらオフに戻すのがおすすめです。面倒に感じますが、何か月もオンにしっぱなしにするより安全です。なお、パソコン版でログインするとスマホに通知が届きます。身に覚えのない通知が来たら、すぐパスワードを変えてください。
② パスワードを「LINEだけのもの」にする
いちばんよくないのは、他のサービスと同じパスワードを使い回すことです。
どこか別のサービスから漏れたID・パスワードの組み合わせを、そのまま他のサービスで試す攻撃があります(パスワードリスト攻撃と呼ばれます)。使い回していると、1か所漏れただけで芋づる式にやられます。
- 設定 → アカウント → パスワード
- 他のどのサービスでも使っていない文字列に変更する
- 覚えられないので、パスワード管理アプリかスマホの標準機能に保存する
※メニュー名はアプリの更新で変わることがあります。見つからないときは設定画面の検索窓に項目名を入れて探すのが確実です。
「複雑な文字列を覚えられない」という相談をよく受けますが、覚える必要はありません。iPhoneならパスワードアプリ、Androidならパスワードマネージャーが標準で入っています。覚えるのは、そのスマホのロック解除だけで十分です。
③ 友だち自動追加をオフにする
これは安全というよりプライバシーの話です。
「友だち自動追加」がオンだと、スマホの連絡先に入っている人が自動でLINEの友だちになります。仕事で一度だけ電話番号を交換した相手、昔の知り合い、そういう人まで全部つながってしまいます。
あわせて「友だちへの追加を許可」もオフにすると、相手の連絡先に自分の番号が入っていても、勝手に追加されなくなります。
- 設定 → 友だち
- 友だち自動追加をオフ
- 友だちへの追加を許可をオフ
※メニュー名はアプリの更新で変わることがあります。見つからないときは設定画面の検索窓に項目名を入れて探すのが確実です。
④ IDによる友だち追加を許可 をオフにする
LINE IDを設定していると、そのIDを検索した人が自分を見つけられます。掲示板やSNSに自分のIDを載せた覚えがなくても、ランダムな文字列を片っ端から検索して当てにいく手口があります。
知らない人からいきなり「はじめまして」と来るタイプのメッセージは、たいていここが入り口です。使っていないならオフにしてください。
- 設定 → プライバシー管理
- IDによる友だち追加を許可をオフ
※メニュー名はアプリの更新で変わることがあります。見つからないときは設定画面の検索窓に項目名を入れて探すのが確実です。
⑤ トークのバックアップを設定する
ここだけは「守り」ではなく「保険」です。
LINEのトーク履歴は、機種変更やスマホの故障で消えます。そして消えたあとに復旧する方法はありません。仕事の連絡も家族の写真もLINEに入っている人が多いのに、ここを設定していない人が本当に多いです。
- 設定 → トーク → トークのバックアップ
- iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleドライブを指定する
- 自動バックアップをオンにして、頻度を「毎日」か「毎週」にする
※メニュー名はアプリの更新で変わることがあります。見つからないときは設定画面の検索窓に項目名を入れて探すのが確実です。
⚠️ バックアップでよくある失敗
iPhone → Android のような乗り換えでは、トーク履歴は基本的に引き継げません。(バックアップの保存先が違うためです)
同じOS同士なら引き継げます。機種変更の前に、公式ガイドで最新の手順を必ず確認してください。
まとめ|今日やるのは1つでいい
- ① ログイン許可をオフ ← 今日やるならこれ
- ② パスワードを使い回さない
- ③ 友だち自動追加をオフ
- ④ IDによる友だち追加を許可 をオフ
- ⑤ トークのバックアップをオン
セキュリティの相談を受けるとき、私はいつも「全部やらなくていいから、効果の大きい1つだけ今やってください」と伝えています。完璧を目指して何もしないのが、いちばん危ないからです。
⚠️ 先にお伝えしておきます
この記事の設定をしても、被害に遭う可能性がゼロになるわけではありません。できるのは「入り口を減らすこと」までです。
すでに不正利用や乗っ取りが疑われる場合は、設定を見直す前にカード会社・銀行・警察相談専用電話(#9110)へ連絡してください。アカウント乗っ取りは時間との勝負です。
参考にした情報(出典)
- LINEみんなの使い方ガイド(公式)(設定手順の一次情報)
- 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」
- IPA(情報処理推進機構)「安心相談窓口」(一般利用者向けの手口解説)
- 警察庁 サイバー警察局(サイバー犯罪の手口と相談窓口)
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