「ウイルスに感染しました」の警告は偽物です|電話しなければ被害は出ません
こんにちは、れおなるど・ゆうです🐳
🎯 この記事の3秒結論
「ウイルスに感染しました」という警告画面は、ほぼ偽物です。本物のウイルス対策ソフトは、電話番号を出して電話をかけさせたりしません。画面の電話番号に電話さえしなければ、被害は起きません。まずESCキーを長押しして全画面を解除し、ブラウザのタブを閉じる。これだけです。
パソコンを使っていたら、突然けたたましい警告音が鳴って、画面いっぱいに赤い文字。
「ウイルスに感染しています」「今すぐ下記のサポートに連絡してください」
これ、サポート詐欺と呼ばれる手口です。IPA(情報処理推進機構)にも継続的に相談が寄せられています。
この記事では、あの画面が出たときに何をすればいいかだけを、順番に書きます。ITの仕事をしていると家族や友人からいちばん相談される話なので、そのまま説明している内容です。
音がうるさいし、画面が閉じられないし……
慌てさせて、考える時間を奪うのが目的。逆に言うと、慌てなければ何も起きません。
先に結論:電話しなければ、何も起きません
これがいちばん大事なところです。
IPAも、この手の警告について「表示された番号に電話をしなければ被害は発生しない」という趣旨のことを繰り返し発信しています。
あの画面は、ただのWebページです。ウイルスに感染して出てきたものではありません。あなたが見ていたサイトの広告や、うっかり踏んだリンクから開いた「そういうデザインのページ」なんです。

だから、ページを閉じれば終わりです。パソコンは壊れていませんし、ウイルスにも感染していません。
やることは3ステップだけ
ステップ1:音を止める・全画面を解除する
多くの偽警告は全画面表示(フルスクリーン)になっていて、「×」ボタンが見えません。これも慌てさせるための仕掛けです。
キーボードのESCキーを長押ししてください。左上のいちばん端にあるキーです。数秒押していると、全画面が解除されて、ふつうのブラウザ画面に戻ります。
警告音が鳴っている場合は、パソコンの音量をゼロにするか、ヘッドホンを抜いてしまってください。音が止まるだけで、かなり冷静になれます。
ステップ2:ブラウザのタブを閉じる
全画面が解除されたら、あとはふつうに右上の「×」でタブを閉じるだけです。
もし閉じても閉じても出てくる場合や、ESCが効かない場合は、パソコンを再起動してしまって構いません。作業中のファイルは保存できないかもしれませんが、それだけです。
⚠ 再起動後に注意
ブラウザによっては、再起動後に「前回のタブを復元しますか?」と聞かれます。ここで「復元」を押すとまた同じ偽警告が開きます。復元は選ばないでください。
ステップ3:念のため、ウイルススキャンをかける(任意)
気持ちの問題として、心配なら1回スキャンしてください。Windowsなら、標準で入っているWindows セキュリティで十分です。新しくソフトを買う必要はありません。
ほぼ確実に「脅威は見つかりませんでした」と出ます。それで安心して終わりです。
使うのは最初からパソコンに入っているものだけにしてください。
絶対にやってはいけないこと
この3つはNG
- 画面に出ている電話番号に電話する — これが唯一の入口です
- 指示されたソフトをインストールする — 遠隔操作ソフトを入れさせて、パソコンを操作されます
- お金を払う — コンビニのギフトカードや電子マネーで払わせるのが典型です
特に3つめ。「コンビニでプリペイドカードを買ってきて、番号を教えてください」と言われたら、100%詐欺だと思ってください。まともな会社が、サポート代金をギフトカードで受け取ることはありません。
なぜ「偽物だ」と分かるのか
ITの仕事をしている人間が、実際に画面のどこを見ているかを書いておきます。理屈が分かると、次から怖くなくなります。
偽警告を見分けるポイント
- 電話番号が書いてある — 本物のセキュリティソフトは、警告に電話番号を出しません。これだけで判定できます
- ブラウザの中に表示されている — 本物の警告は、ブラウザとは別の小さいウィンドウで出ます
- 音が鳴る・カウントダウンする — 急がせる演出は詐欺の定番です
- マイクロソフトなど有名企業のロゴが入っている — ロゴは誰でもコピーできます。ロゴがあることは本物の証拠になりません
- 日本語が少し不自然 — ただし最近は自然な日本語も増えたので、これだけで判断しないこと
1つめが決定的です。電話番号が出ていたら偽物。これだけ覚えて帰ってもらえれば十分です。
もし電話してしまったら
ここも書いておきます。「もう電話しちゃった」という人が、いちばん相談しにくいと思うので。
電話してしまった場合
- まだ何もしていないなら、切って終わりで大丈夫です
- ソフトを入れてしまったなら、インターネットの接続を切る(Wi-Fiをオフ・LANケーブルを抜く)
- お金を払ってしまったなら、支払い方法の会社(カード会社など)と、最寄りの警察(#9110)に相談する
- パソコンの操作を任せてしまったなら、そのパソコンで使っていたパスワードを、別の端末から変える
恥ずかしがって黙っているのが、いちばんよくないパターンです。この手口は、引っかかるほうが悪いのではなく、そう作られているだけです。
正直、親がやりそうで怖いんだよね
家族に伝えるなら、この1行だけ
長々と説明しても覚えてもらえないので、私は1行にしています。
「パソコンの画面に電話番号が出たら、
それは全部ニセモノ」
これだけで、被害はほぼ防げます。手順を覚えてもらう必要すらありません。
まとめ
この記事のまとめ
- 「ウイルスに感染しました」+電話番号の警告は、ほぼ偽物
- 電話しなければ被害は発生しない(IPA)
- 手順は①ESCキー長押し ②タブを閉じる ③心配ならWindows セキュリティでスキャン
- 再起動したら「前回のタブを復元」は選ばない
- NGは電話・ソフトのインストール・ギフトカードでの支払い
参考にした情報(出典)
- IPA(情報処理推進機構)「偽のセキュリティ警告」に関する注意喚起:IPA 安心相談窓口
- 警察相談専用電話 #9110(警察庁)
まとめて確認したい方へ
家庭のセキュリティ設定チェックリスト|今日できる7つ
この記事の内容も含めて、上から順にやればいい形にまとめています。
この記事、家族のLINEにそのまま投げてもらえると嬉しいです。読んでもらうより、「電話番号が出たらニセモノだって」と一言送るだけでも効きます🐳



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