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れおなるど・ゆうの人生革命ブログ

住宅ローン5,000万円を返して、家族と海外へ。会社員の実録

10ギガ契約でも10ギガは出ません|そもそも家では何ギガあれば足りるのか

こんにちは、れおなるど・ゆうです🐳

🎯 この記事の3秒結論

10ギガの契約をしても、10ギガは出ません。NTT東日本の公式にも「技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません」と書かれています。しかも4K動画に必要なのは20Mbps。1ギガ回線の50分の1です。一般家庭なら1ギガで足ります。

「10ギガプランにしたら、動画がもっと速くなりますか?」

ITインフラの仕事をしていると、これもよく聞かれます。数字が10倍なので、10倍速くなりそうに見えますよね。

結論から言うと、ほぼ変わりません。というより、そもそも10ギガは出ません。理由は3つあって、順番に説明します。

まずここから:「ギガ」は2種類あります

話をこじらせている原因が、ここです。

同じ「ギガ」でも、速さ(Gbps)と量(GB)はまったく別のもの
同じ「ギガ」でも、速さ(Gbps)と量(GB)はまったく別のもの

スマホで「ギガが減る」と言うときのギガは、使ったデータの量(GB)です。

一方で「1ギガの光回線」のギガは、1秒でどれだけ運べるかという速さ(Gbps)です。

単位も8倍ちがいます。1バイト(B)=8ビット(b)なので、1Gbpsは理論上でも1秒あたり約125MBです。同じ言葉なのに別物なんですよね。

くじらくん
えっ、じゃあ光回線の「ギガ」は
データ量じゃないの?
れおなるど
違うんです🐳
光回線に使い放題の上限はありません。あれは太さの話です。

理由①:10ギガは「技術規格上の最大値」です

これは私の意見ではなく、NTT東日本が公式サイトにそのまま書いています。

「最大概ね10Gbpsは技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません」

さらにこうも書かれています。「本技術規格においては通信品質確保などに必要なデータが付与されるため、実際の通信速度の最大値は技術規格上の最大値より十数%程度低下します」

つまり、すべてが理想的にそろっても、はじめから10ギガには届かない設計だということです。加えて「ご利用環境や回線の混雑状況などにより大幅低下することがあります」とも書かれています。

理由②:いちばん細いところで頭打ちになります

回線を10ギガにしても、家の中の機器が追いついていなければ意味がありません。

速さは、経路の中でいちばん細いところで決まる
速さは、経路の中でいちばん細いところで決まる

水道と同じで、太い水道管を引いても、途中のホースが細ければそこで止まります。ネットもまったく同じです。

よくあるのが、回線だけ10ギガにして、ルーターもLANケーブルもパソコンも1ギガのまま、というパターン。この場合は1ギガどまりになります。

これもNTT東日本が明記していて、「100M〜5Gbpsの通信速度に対応した環境でもご利用いただくことが可能ですが、最大通信速度は100M〜5Gbpsとなります」と書かれています。

10ギガを本当に出すのに必要なもの

1つでも足りないと、そこで頭打ちになる
1つでも足りないと、そこで頭打ちになる

NTT東日本によると、最大概ね10Gbpsで使うにはLANポートが10GBASE-Tで、LANケーブルがカテゴリ6a以上のLAN環境が必要です。

ここに10ギガ対応ルーターも足りません。手持ちのパソコンのLANポートを確認したことがある人は、ほとんどいないと思います。多くは1000BASE-T、つまり1ギガまでです。

くじらくん
うちのパソコン、たぶん1ギガだ……
調べ方ってあるの?
れおなるど
Windowsなら「イーサネットの状態」に速度が出ます。
ただ、その前にそもそも必要かを見たほうが早いですよ。

理由③:そもそも家でそんな速さは使いません

ここがいちばん大事なところです。実際に必要な速度を、公式の推奨値で見てみます。

YouTube(公式ヘルプの推奨値)
・4K=20Mbps
・フルHD 1080p=5Mbps
・HD 720p=2.5Mbps
・SD 480p=1.1Mbps

Netflix(公式ヘルプの推奨値)
・4K=15Mbps以上
・フルHD 1080p=5Mbps以上
・HD 720p=3Mbps以上

1ギガの回線は1000Mbpsです。4K動画に必要なのは20Mbps。つまり1ギガ回線の50分の1で足ります。

家族4人が同時に4Kを見ても80Mbps。1ギガ回線の10分の1にもなりません。

では、いつ10ギガが要るのか

要らないと言い切るつもりはありません。効く場面はあります。

・何十GBもある大きなファイルを、毎日のようにやり取りする
・家に何十台も機器があり、同時に大量の通信をする
・仕事で大容量のバックアップを日常的に取っている

こういう使い方をしていないなら、月額を上げて10ギガにしても、体感はほぼ変わりません。

それより効くのは、ルーターの置き場所とWi-Fiの帯域の選び方です。無線区間のほうが、たいてい先に詰まります。

「遅い」と感じたときに見る順番

回線を太くする前に、ここを確認してください。お金がかからない順です。

1. 有線でつないで測ってみる。有線で十分速いなら、原因はWi-Fi側です
2. ルーターの置き場所を変える。床置き・棚の中・家の端は電波が届きにくい
3. 5GHz帯につなぐ。2.4GHzは電子レンジなどと干渉します
4. ルーターの古さを疑う。5年以上前のものなら買い替えのほうが効きます
5. それでも足りないときに、はじめて回線を疑う

順番を逆にすると、直る話に毎月お金を払い続けることになります。

まとめ

・「ギガ」は速さ(Gbps)と量(GB)の2種類。光回線の話は速さのほう
・10ギガは技術規格上の最大値。公式に「実際の通信速度ではない」と書かれている
・実際の最大値は規格値より十数%程度低下する(NTT東日本)
・機器が1ギガなら1ギガどまり。10GBASE-Tとカテゴリ6a以上が要る
・4K動画に必要なのは20Mbps。一般家庭なら1ギガで足りる

参考にした情報(出典)

セキュリティの続き

数字が大きいほうが良さそうに見えるのは自然なことです。でもネットの速さは、いちばん細いところで決まります。そこだけ覚えておけば、余計な出費は減らせます🐳

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